 |
 |
 |
| パソコンQ&Aへ戻る |
|
| |
|
| ★ホームページ用の画像加工 ~ 4.スクリーントーンの処理 |
 |
| |
|
|
 |
スクリーントーンが貼ってある原稿の場合は、ちょっとやっかいです。
というのは、スキャンしてデジタルデータにすると、モアレ(干渉模様)が出てしまうからです。

|
例として、よく使われるアミ点トーン61番(60線、10%)をスキャンしてみました。
ホームページ用の画像の解像度は72dpiにするのが普通ですので、この画像はその整数倍の288dpiでスキャンして、72dpiに縮小(=1/4縮小)しています。
加工後の画像はごらんの通りで、格子状の干渉模様が出てしまっています。
なお、スキャナはEPSON ES-8500(業務用のA3サイズ、1600dpi)を使っています。 |
このモアレは、画面のドット周期と、トーンの模様の周期が合わないために起こります。
解像度をいろいろ変えても、なかなか防げません。またトーンの微妙な向きでも変わってくるので、やっかいです。
解像度を様々に変えてスキャンして加工した結果を、以下に載せます。

72dpi |

200dpi |

360dpi |

400dpi |

432dpi |

500dpi |

600dpi |

648dpi |

720dpi |
解像度を上げるとだいぶ落ち着いてくる傾向はあるようですが、実は解像度の数字で微妙に変わります。
(例えば600dpiではきれいに見えても、620dpiにすると模様が出たりする)
72の倍数だったらいいか?と思うと、そうでもないようです。
・・・と言うだけでは、何の役にも立たないですね(^_^;)
ただ、ホームページ用の画像は解像度がかなり低いので、ゴマカシてきれいに見せる方法が無いわけではないです。
以下にPhotoshopでのやり方を書いてみます。 |
 |
| |
|
|
| (1)元のスキャン画像を開く |
|
| |
|
|
| |
 |
例として、アミ点トーンを288dpiでスキャンした画像を使います。
|
|
|
| |
|
| (2)画像の加工 |
|
| |
|
| |
画像の加工方法(Photoshopの場合)の前半にあるように、トリミング、ゴミ取り、不要部分の消去、色調整などを行います。 |
|
| |
|
| (3)トーンの部分だけ選択する |
|
| |
|
| |
 |
トーンの模様の部分だけ選択します。
選択範囲を作るやり方はいろいろありますが、Photoshopだとなげなわツール、自動選択ツールなどを使うのが基本です。
例のような幾何学的な形(直線図形、曲線図形など)の場合は、パスツールでパスを書いてから選択範囲に変換するといいでしょう。
|
|
|
| |
|
| (4)トーンの模様をぼかす |
|
| |
|
| |
 |
メニューの「フィルタ」-「ぼかし」-「ぼかし(ガウス)」を選びます。
トーンの模様が拡大されてプレビューされます。
|
下の「半径」のスライダを右へずらして、値を大きくしてやります。トーンの模様がある程度ボケるまでずらして下さい。
 |
ここでは3ピクセルにしてみました。
トーンの模様がボケて、全体が灰色になります。
調整が終わったら「OK」ボタンをクリックして、この変化を適用します。 |
|
|
| |
|
| (5)画像を縮小 |
|
| |
|
| |
「イメージ」-「画像解像度」で、ホームページで見せたいサイズに合わせて、ドット数を変更します。

このように、ボカすとモアレが出ない代わりに、ただの灰色トーンになってしまいます。
と言っても、ホームページ用の画像は解像度が低いので、トーンの細かい模様はどうしたってつぶれてしまいます。
縮小した状態でもアミ点を出したい!ということならば、最初から荒いアミ点のトーンを使うか、「パワートーン」(Photoshopでトーンを貼るプラグイン。(株)モード)などを使って、縮小した画像上でトーンを貼り直すしかないでしょう。
|
|
| |
|
| ●グラデーショントーンの場合 |
|
| |
|
| |
アミ点と共に、画像できれいに出しにくいのがグラデトーンですが、上と同じように加工してみたサンプルを載せておきます。

288dpiでスキャン→72dpiに縮小
やはりモアレが出ている |

ガウスぼかし加工をした画像
ボケたグラデーションになる |
|
|
| |
|
| (参考)印刷屋さんでは・・・ |
|
| |
|
| |
ネットを検索して調べてみると、スクリーントーンはDTP(デジタル印刷)の世界でも泣き所のようで、印刷業界では「白黒2値で、1200dpiなどの高解像度でスキャンする」ことになっているようです。
(白黒2値:白と黒の2色だけ)
スクリーントーンは拡大して見ると白黒2色の細かい点ですから、それでいいのでしょう。
ところが、白黒2値でスキャンすると薄墨(灰色)の部分は出ませんから、スクリーントーンと薄墨とが一緒に存在するような原稿だと、一度にはスキャンできません。中には薄墨の上に重ねてスクリーントーンが貼ってある、なんてこともあります。
そんな時に印刷屋さんは、スクリーントーンをはがしてグレースケールでスキャンして、貼りなおして白黒2値でスキャンして、あとで2枚の画像を合成する、なんて荒業も駆使するそうです。
いずれにしても、上記の事情は紙に印刷するデータの場合です。
ホームページ用の画像の場合は、画面用に解像度を落とす時にどうしてもモアレが出てしまいます。ネットをいろいろ検索してみましたが、残念ながら確実な対策は無いようです。
|
|
| |
|
| パソコンQ&Aへ戻る |
|