コミックホームズ(Comic Holmes)

大学の窓から夕暮れを見ていた志月夕映（ゆえ）の元に、紙飛行機になった古文のテストが飛んできた。持ち主の式田景（けい）は、テスト問題の解説をしてくれた夕映に古文の個人教授を頼み込む。「夕映え」という言葉が出た時に「夕映の名前と同じだ。いい名前だよね」という景に、「私は嫌い」という夕映だったが・・・。
作品中に何度も出てくる夕焼けの空、その空を悲しい顔で見ている夕映。僕も個人的に夕方の時間帯が一日で一番好きなので、この作品全体のトーン、雰囲気が好きですね。帰国子女で古文はからっきしだけど、まっすぐな気持ちの景くんが、ずっと立ち止まっていた夕映の背中を押してくれたようです。