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魔法使いサトー。/1 岡崎呼人
花とゆめ1999年16号

中学3年の黒羽ヨシコは、担任教師の佐藤千暁(ちあき)が「好き」だが、その気持ちを「キライ」に形を変えて発散している。その佐藤が「実は先生は魔法使いで、自分の星へ帰ることになった」と転勤報告。「終業式までの一週間に一人一つ願いを叶えてやる」という佐藤に、クラスのみんなは次々と願い事をしていくのだが、ヨシコの胸のゆがみ…結び目は解けるのだろうか?
好きになっても報われなくて、ゆがんでできてしまったヨシコちゃんの心の結び目。好きになるたびに、報われないたびに、「あの人のせいだ」と結び目は固くなっていきます。でも結んでいるのは自分自身、解けるのも自分自身。それに気づいて、受け入れない限り、素直な自分にはなれません。それはとても難しいことなんですが、自称・魔法使いの佐藤先生は鋭い言葉で、少しずつヨシコちゃんに気づかせていきます。
最後に「アレッ?」と思わせる終わり方で、サトーの謎は深まるばかりです。